「中学受験 塾選び ブログ 東京」
それぞれの塾のメリットデメリット 私が感じたこと
このところ、「中学受験 塾選び ブログ 東京」「中学受験 塾選び 面倒見のよい塾」などといったキーワードで、こちらのブログを訪れてくださる方が増えています。新4年生、いよいよ入塾を考える方が多いからでしょうか?
こちらの記事もぜひご参考に
我が家は塾なしでしたが、塾には1ヶ月半だけ通ったことがあり、また、6年の模試の結果からいくつかの塾から特待のお声がけをいただき詳しくお話を伺ったこともあり、また、親である私は2つの塾で働いた経験があり、「それぞれの塾のメリットデメリット」などもそこそこ把握できているのかな?と思い、率直に書いてみますと…
・結局我が子は塾なしで中学受験を終えたが、6年夏期講習からSAPIXに行かせるつもりだった。テキストが非常によい。「サマーサピックス」算数がよいという評判を聞いていた。
・6年生は16時半から21時まで休憩がなくノンストップ、トイレは手をあげて、授業途中に抜けて行く。
・お弁当なし。夏休み明けのSS特訓まではお弁当がいらない。お弁当を持たせられないフルタイムで帰宅の遅い親御さんは助かるかも。
・テキストは毎回配布なので身軽に通塾できる。テキストが重くない。リュックがいつも軽い。
・テキストがとてもよい。6年後期からの総復習スパイラルの教材が素晴らしい。赤下敷で隠せる暗記もののまとめがかなりよい。
・算数の問題はA~Eまで難易度表示があり、なにを取捨選択すればいいのか、わかりやすい。いわゆる竹ブロック、梅ブロックでも、取り組みやすく、相応のSSが用意されているので、6年後期からの志望校対策で迷うことがない。
・理科の問題も★の数で難易度表示がされている。
・四谷や早稲アカのように土曜日に週テスト、カリキュラムテストを受けずとも、DC、KTTなどで習熟度を確認するためのテストがあるため、毎週毎週偏差値や点数に一喜一憂することがない。
・理科のテキストが特によいと思った。計算問題が豊富。市販の問題集には無い問題がたくさん入っている。
・季節講習の間も、通常授業と同様カリキュラムが進む。(講習会を取らないという選択肢がない)
・6年後期の過去問添削が手厚い。「封筒に問題用紙と解答用紙を入れて提出」という校舎が多く、先生が過去問添削を授業外で行い、手厚く赤ペンを入れてくれ、後日生徒に返却される。追加料金なくこれをやってくれる校舎は神。過去問のために家庭教師をつけなくてもよいほど手厚い校舎もある。
・特待生の制度がなく、全員が授業料を払う。ボリュゾや下位層が、いわゆる「お客様」や「養分」にならない。
・算数の解説が塩すぎ。コベツバなどの動画解説と併用が必須なのでは?と思う。(敢えての塩解説で、授業の板書を振り返らせる、答えを捻り出す思考力を伸ばす方針なのだと思うけれど、一般的なボリュゾには、それがかなりキツい。→家庭教師併用となれば高額課金となってしまう。)
・マンスリーテストは難易度的に確認テストとしてよいのだが、サピックスオープンは難しすぎる。御三家狙いではない人、サピックスのボリュゾ以下には、正しく偏差値が出ないのでは?(首都模試や合不合の利用でカバーできるか)
・授業はディスカッション形式で進むため、他者の発言が気になる子、にぎやかなのが苦手な子はつらいかも?
・6年夏以降、席の昇降で煽られる。メンタルに来る。
・夏休みの漢字の交換採点など、子ども同士の競争心に火はつくが所詮子どもの添削なので、とめはねはらいに間違いがあっても流れてしまう。(親のチェックは必要)
・子ども同士のいざこざには不介入という姿勢。(それゆえ子どもが自由に接触する時間を減らすためトイレ休憩さえないのかと思われる)
・映像授業の予習ナビは、校舎長クラスの看板講師の授業なので、とてもわかりやすくていい。→四谷大塚に通わず進学くらぶで映像授業を観ることができる。
・教材「予習シリーズ」が市販されている。
・「毎週土曜の週テストで高得点を取りたい」とガチで一週間頑張れる子にはよい。
・毎週毎週コースごとに偏差値を出す必要はあるのか?
・高速基礎マスターのノルマがきつい。ノルマ未達の場合21:30まで居残りという校舎も?
・高速基礎マスターのインターフェイスが悪い。操作性が悪い。計算問題の解説がない。
・改訂前予習シリーズは6年上の算数がやたら難しかった。難易度表示がないため、なにをどこまでやったらいいのかわかりにくい。(取捨選択しにくい)(→予習シリーズ改訂により難易度表示の3つ星がついたようです。)
・6年下の算数は数と規則が3回に1回なので、そこまで数と規則が出ない学校が第一志望の場合、ちょっとカリキュラムが合わない。男子御三家を照準にしている?
・国語のテキストのレイアウトがかなりいまいち。解きにくい。書き込みにくい。サピックスの冊子タイプのほうが国語力は伸びそう。
・理科のテキストが...どうにかならないか...SAPIXと比べると...だいぶ足りない。
・お弁当が必要。
・季節講習を断りにくい雰囲気。先生方に講習会ノルマがある?
・6年後期の学校別の情報について出回っていない。どうやら6年後期からは、学校別に通う子は、平日の通常授業を受ける校舎もその学校別の校舎へ移籍をするらしい。入塾前に志望校に強い校舎について調べておく必要がありそう?
・NNの冠講座に志望校があるという人には良いのかもしれない。(通うとしたら6年後期から?)
・サピックスのように積極的なディスカッション形式ではなく、先生から指名されたら発言できるという形なので、他人の発言がうるさく感じる子には居心地がいいかも?
・早稲アカは予習禁止の塾。(親塾で介入してほしくない?親の指導方針については保護者向け資料あり。塾と同じ方法で教えるのでなければ親が教えるのは控えてほしい。)
・四谷大塚の予習ナビを見ることができるが、進度が四谷と1週間ズレている(先に進む)ため、予習の意味を成さない。早稲アカで授業を受けて、四谷の予習ナビを観る、となると時間の確保が難しい。→なら進学くらぶでいいのでは?
・上位校への算数、マスターテキスト、基礎力プリントなど、四谷の教材にプラスアルファでやるべき課題が多すぎる?効率が悪い気がする?宿題が多すぎる?こんなにやらなくてもいいんじゃない?ひたすら量をこなさないといけないイメージ。勉強嫌いにならないか。
・マイページに載せられるプリント類が多く家庭で印刷をしなくてはならない。インク代ほかコストと親の手間は?
・カリキュラムテストが別料金。月額授業料とは別に考えておかねばならない。隔週土曜日にテストがあり拘束される。(隔週で習い事などの調整が必要。)2週に1度ってペース乱されない?やりにくくない?
・組分けテスト前に、範囲外の新単元に進むため(授業前に予習させたくないため四谷より一回前に進む?)カリキュラムがしんどいことへの不満の声あり?
👉四谷大塚の予習ナビと早稲田アカデミーの授業進度がズレている理由
・6年後期の過去問添削が塩。NN校以外が第一志望の子にはかなり塩。過去問提出をするも「見ました」のハンコのみというケースも。(こことても気になる。塩ハンコ…)
・特待生の制度がある。全額免除、半額免除など、かなりの数にのぼる。養分となる生徒が出てしまう。
率直な印象は以上です。
え?日能研?家の近くにもないですし、まったく知りません。個人的にはこの鉄人会さんの作られた図から、日能研にしてしまうと算数の進度がかなり遅く、他塾への転塾が難しくなり、6年の夏が終わるまで、習っていないことがあるため他塾の模試が受けられないという羽目になると思いますので、おすすめできないなと思います。(一個人の意見です)
転塾のベストタイミング・バッドタイミング
— 中学受験鉄人会 (@chugakujuken) 2022年10月15日
SAPIX、早稲アカ四谷大塚、日能研について、算数の最重要単元である「比と割合」を習うタイミングを中心にカリキュラムを比較、転塾のベストタイミング、バッドタイミングについて考察します!
詳しくはこちらから↓https://t.co/mPFYWa06Uq#中学受験 pic.twitter.com/d2wzvYahqS
国語が苦手な子が転塾してめきめき伸びた話は、数名から聞いています。お通いの塾で国語に不満がある場合は、問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。国語の記述を丁寧に見てくれるという噂を聞いています。
御三家進学者数などで選ぶのではなく、各塾のいいとこわるいとこを、お子さんの性格やご家庭の方針と照らし合わせて選ぶといいと思います。
上の子早稲アカ下の子サピ、という方を多く存じ上げますので、個人的には、答えが出てるっちゃ出てる気がします。(私個人の一意見にすぎませんのでご参考までに)
👇SAPIXER SAPIX校舎別合格実績
👇早稲アカ主要校 校舎別合格実績
👇S偏差値とY偏差値のレベル感