2023年出典予想
「人それぞれ」がさみしい
――「やさしく・冷たい」人間関係を考える
(ちくまプリマー新書) –2022/1/7
これはどこかで出るんじゃないですかね。わたくし、今年の論説文で、一番注目しています。
---以下Amazonより引用---
他人と深い関係を築けなくなった理由
本音で意見を交わすことも、ぶつかり合うことも、とても難しい。
「人それぞれ」という言葉には、個々人の違いを尊重する一方で、
考え方の異なる者同士が互いに本音で語り合わず、内面に深く踏みこむのを避けようとする側面がある。
相手との距離をとろうとする人間関係のありかたや、「人それぞれ」の社会に隠れた息苦しさを見直す一冊。
人づきあいをしなくても回る社会ができあがっていった中で、
不安定なつながりを維持するべく変化したコミュニケーション、
それでも「人それぞれ」では片付けられない問題、
引き起こされる分断と対立を見ていくとともに、「人それぞれ」のその先を模索する。
【目次】
第一章 「人それぞれ」が成立する社会の条件
第二章 「人それぞれ」のなかで遠のいていく本音
第三章 「人それぞれ」では片付けられない問題
第四章 萎縮を生み出す「人それぞれ」
第五章 社会の分断と表出する負の意見
第六章 「異質な他者」をとりもどす
---引用終わり---
2023年出典予想
「みんな違ってみんないい」のか?相対主義と普遍主義の問題 (ちくまプリマー新書)
2023年出典予想
「自分らしさ」と日本語(ちくまプリマー新書)
中村桃子さん。言語学がテーマですね。
2011年「The ideology of Japanese women’s language : a historical discourse analysis」(日本語における女ことばのイデオロギー)でお茶の水女子大学博士(人文科学
第1章 アイデンティティ表現の材料としての「ことば」
第2章 名前――「わたし」を示すことばの代表
第3章 呼称――呼び方で変わる関係
第4章 「ことば」とアイデンティティの結び付き
第5章 敬語――「正しい敬語」から「親しさを調整する敬語」へ
第6章 方言――「恥ずかしいことば」から「かっこいいことば」へ
第7章 「女ことば」――伝統的な〈女らしさ〉から辛口の材料へ
2023年出典予想
だからフェイクにだまされる
――進化心理学から読み解く (ちくま新書) 新書 – 2022/5/11
こちらは今年の秋、すでに模試に出題されましたね。著作権問題はクリアということ。ふむ。入試でも使えるということだね。
---以下Amazonより引用---
人がフェイクニュースや嘘にだまされてしまう7つの心理的トリックを取り上げ、「疑う」態度を身につけることを推奨し、かつ社会的制度作りも必要なことを解く。
「フェイクニュース」が、社会に只ならぬ影響を与えるようになって久しい。コロナ禍でも、誤情報が人々を撹乱している。本書では進化心理学を基に、フェイクニュースひいては人と情報を取り巻く遺伝的・文化的背景を解き明かす。これにより、人々が「なぜだまされてしまうのか」「なぜ広めてしまうのか」が理解できるはずだ。そのうえで個人の情報リテラシー力強化による努力だけではなく、社会的な制度や取り組みが必要とされる背景にも触れる。
---引用終わり---
2023年出典予想
リスクを生きる (朝日新書) 新書 – 2022/3/11
---以下Amazonより引用---
【第1章】感染症が衝く社会の急所
●「わかっている」人ほどわかっていない感染症
●勝者が総取りする「東京的なゲーム」
●空洞化する高等教育のゆくえ
●反知性主義のバックラッシュ
●イエスマンを見分けるブルシット・ジョブ
●語られない東京オリンピック etc.
【第2章】査定といじめの相似構造
●孤独が蔓延る競争社会
●人を意地悪にする査定的な眼差し
●チームのパフォーマンスを上げるには
●日本の学力を下げた教育の市場化
●いじめにGOサインを出す教師
●管理業務を最小化せよ etc.
【第3章】不条理を生きる
●ダイヤモンド・プリンセス号動画配信で果たせた役割
●情報を商品扱いするメディア
●サイエンティフィック・マインドが欠けた学び
●非専門家だからこそできること
●この世は不条理なものである
●ハードボイルドという寛容さ
●スキームを切り替えながら生きる etc.
---引用終わり---