中学受験勉強に
音読はかえって邪魔になる
NHKのアナウンサーは1分で300文字を読みますが、中学受験の難関校の国語では1分で600文字を読んでいかないと、間に合わないと言われています。音読のペースで読んでいたら間に合わないわけです。音読するより速いペースで目を動かして意味を掴んでいく訓練が必要なわけです。
🟡中央大学附属中
問題文と設問文を合わせると13000字
🟡早稲田中
物語と論説合わせて9000~12000字
🟡明大明治
問題文が8000~10000字で難解
🟡立教新座
問題文が7000~10000字
教科書の音読をしていたのは小学3年生までだったかな。4年生からは小学校の宿題でも出なかったような?
中学受験勉強をするようになってからは、問題文の音読は、させたことがありません。声に出して読む必要性は全く無いと思っています。
私は佐藤ママと出身大学が同じ。専攻は言語学でした。卒論は『内言語機能(幼児の言語習得)』ゼミではソシュールの「ランガージュ」やチョムスキーの「I言語」などを学びました。
内言語機能は思考のための内なる言語活動で、外的な音声や書字を伴わない。思考や知性の体系と言われています。
中学受験の入試本番を考えたとき、そこを鍛えないといけません。音声を伴うことなく、そこそこの速さで目を動かして、頭の中で情報を処理して把握する必要がある。そのトレーニングをするべきところ、音読は邪魔になると思っています。
音読しないとプロットが明確にならないようなら、かなり問題ありだと思います。試験本番、音読しませんから、音声を伴うことなく認知する能力を鍛えなくてはならない。