私立中の理社のカリキュラム。教科書はほぼ使わず、メイン教材は先生のプリントだったり資料集だったり、おもいっきり高校の内容入れてきますね。
いやいや、これ、生基、化基、地理B、世界史Bの内容じゃない?私高校生のときにやったけど?これ、中学生にはかなり難易度高くない?と思う問題、私立中は定期テストにしれーっと入ってたりしない?と友人に話したところ、やはり、そういう私立中は多いみたい。マニアックな問題作る先生がいる?いやいやそれ高校の内容先取りしてるんだよ、っていう。
上に高校生の兄姉がいる子は、きょうだいに参考書借りてると話していました。中高一貫校の場合、中学から、大学受験用の参考書を見たほうがいいのね。
保護者会でちょっとおたずねしたところ、私立中高一貫教育なので、中学のうちから高校レベルの理社を少し入れることで、高校にあがったとき、どの科目を選択履修するかイメージしやすくしているんだそう。なるほどね。文理選択を決めろとか、履修科目を決めろとか、高校2年になったときに、どの科目も中学のときに少しかじったことがあれば、勉強しやすかったとか面白いと思ったとか、自分の体感をもとにスムーズに決められるのではないかなと思います。国立文系志望は、世界史+地理の組み合わせの子が多かったりするみたいですかね。我が家は理系科目に悩みそう。物理化学生物地学...うーん。化学かな。
(そういえば、高校生のとき、わたしたち仲良く文系だよね!と思っていた友が、なぜか地学と生物を選択し理Ⅱを受けるとか言い出してたのを思い出しました。えっその組み合わせで受けられるの?と驚いた記憶があります。高校の履修科目選択で人生変わる。あ、脱線しました。)
都立高校入試は、国数英は自校作成問題が出るのに、理社は共通問題で、どの学校を受けてもみんな同じ試験。上位校合格者は理社は9割以上取っている、簡単なテストと聞きます。
サピや早稲アカ、四谷、日能研で理社の偏差値が50超えていたら、都立高校入試の理科、社会は小6の9月の時点で普通に80点以上は取れる。
— 中学受験を考える塾長 (@chuujuwo) 2020年8月18日
てか、なんで東京の私立高は理社無いんだろう。逆になんでそれ以外は私立も理社あるんだろう。理社なかったらお客さん(受験生)増えるんかな。入学した後が大変そうだけど。
— 浦和 (@warau_urawa2022) 2021年11月5日
都内の中学生とその保護者には「都立高校の理社は簡単なので、5科目入試の上位私立を受験するのでない限り、塾で理社を受講するのは無駄です。中学レベルの理社を頑張ったところで、高校の勉強には一切役に立ちません。それよりも英数に力を入れるべきです」と話す。中学の定期テストは丸暗記で十分。
— みみずく@妖怪博士見習い (@mimizuku_tutor) 2021年12月1日
これ。まさにですね。そうなると、中受しなかった高校受験組は、いつ理社を勉強するんだろ。中学でもゆるくしかやらないんでしょ?高校の3年間で大学受験の理社を完成させるのはかなりきついと思うのですがどうなんだろ?
そう考えると、公立の教育では、高校生になるまで理社はさほど力入れて勉強しなくていいカリキュラムになっちゃってる?
前RTは昔よく高校入試のセミナーで話したことで、我が母校もかつて2科だったのを4科に変えたのは大学入試で4科生の方が強いから(実際4科になり一時的に大学入試実績は上がった)。
— 新野 元基 (@newfield114) 2019年6月2日
中学受験の理社が、都立高校入試の理社よりはるかに難しい現状が続く限り、中高一貫組の大学受験での優位性は動かない。
中学受験の理社は、都立高校入試の理社よりはるかに難しいと。かなりレベル高いことやっているわけですね。
「中学受験をするけど、高レベルの私立中でなくて良い、6年計画で大学受験の準備をさせてやりたい。」という親御さんもいますよね。いざ大学受験科目を選択するときに、どの科目がしっくりくるか、中学のうちにいろいろ勉強してみた経験から履修選択できるのは、私立ならではなのではないかと思います。