物語文を解くときは?
問いは先に読む?
問題文の設問は先に読んでしまったほうがいいでしょうか?
これ、私の考えでは、ノーです。
ダミー選択肢がチラ見えしてしまうと、思わぬ先入観を持っちゃって、ひきずられます。子どもはそこまで器用じゃないです。
問題文は読みながら解きますか?最後まで読んでから解きますか?
私は、
論説文は読みながら解く派
物語文は最後まで読んでから解く派
です。
物語文、最後にどんでん返しで、えっ…そんなぁ…っていうストーリーがあって、全体読んでから答えないと、ひっかかる問題構成になっていて。時間切れになっちゃう子は受からない構成だな、と、ぞっとした過去問があります。
物語文は、心情の変化があるから、最後まで読んでから解くほうがいいように思いますよ。
論説文は読みながら解いて、あ、まだこの問題はよくわからないや、たぶんもう少し読まないとわからないんだな保留、って、読んでは解き読んでは解きします。超長文の論説文のみの学校もありますよね。全部読んでから、なんてやっていたら最初の方忘れちゃいますよ。
出典と作者名だけは先に見る
おなじみの作者だと、焦りが和らいで解きやすくなる。
これは論説文の場合ですが、何について書かれたものなのか、言語学系?人類学系?社会学系?科学系?ジャンルは何かを把握することができ、心構えをしてから読み始めることができます。
物語の意味段落分けはどうしますか?
物語文の意味段落分け。簡単で、ドラマのシーンの切り替わりのところ、どこにチャプターマーク打ちますか?っていう目線で区切っておくと便利だと思います。
回想シーンで時間だったり、いま家なのか学校なのか場所だったり、語られているのは誰目線なのか登場人物だったり。
後期の週テストでもあったなぁ。選手目線で語られている部分と、コーチ目線で語られている部分と、過去の回想と、どこで分かれますか、という問題。
国語、本当に、ちょっとしたコツで点数落とさなくなります。
読書量を増やす?いえいえ、マーキング経験を増やすほうが、点数に直結します。マーキング、頑張ってみてください。大事なところ探そう、って、お腹に力入るので、ぼんやり読まなくなるだけでも収穫なはずです。
昨年、過去問をやっていて、難しくて、ため息出てきたことがありました。時間計ってやってたけど一度止めて、『難しい、意味わかんない、哲学なんか知らん、でもこれは日本語で書かれてる、あなた日本人、めげるな、めげないよ、読むよ!』って声かけしたことが1度ありました。あの年度のあの学校の問題、ありゃないわと今でも思います(笑)