昨年度、家庭教師で担当しました。
国語の記述が得意ではない、まるで書けない、というお子さん。
正直、断っちゃおうかな、と、指導をお受けするのをためらうくらいの偏差値でした。(ごめん)
でも記述書けるようになって!偏差値20くらいあがった!
何をさせたかというと、「模写」。
ひたすら、模試の模範解答というか...
私の模範解答を、方眼用紙に模写、模写、模写。最初の3か月、うつしてうつしてうつしまくってもらいました。
学校別に通うようになったら記述ができるようになってきた、って、それ、直しで数回模範解答模写してるから身についてきてるわけじゃん、という生徒さんもいます。
模範解答を書き連ねて見せ、それを、文章構造、主語、目的語、述語、補語に気を付けてもらいながら、写してもらう。模写模写。
私、大学時代に、翻訳の授業を取っていたときは、日本語をひたすら模写する課題がありました。プロの作家だって模写をするそうですよ。一日10分とか15分とか決めて。日々、算数のルーティンとして計算に取り組んでいるなら、日々、国語のルーティンとして模写に取り組むといいと思います。
物語文の模写でおすすめしたいのは、「麻布の過去問」です。
今、予習シリーズ5年生は、心情変化の単元ですか?
どこかいっちゃいました。いただいたのに。せっかく。NN前期の、2つの文章を1つにまとめる接続詞がまとまったスペシャルプリント。あれをもらうためにとりあえずNN、っていうお声も聞いたことがあります。
昨日のNNの課題、用語を使って主語が二つ以上、接続詞を使った文を作れなんだけど「友達に無視された。それで僕は疎外感を感じた。僕は刑務所に入れられた。そして手足が束縛された」とか大意は合ってるけど微妙に不正解のパレードで、なるほどこう言う間違いが誤読を生むのねと目から鱗
— ニャンボス (@nyanboss) 2020年5月19日
上にあげた某模試の模範解答も、
結局のところ、
・AではなくBである→対比
・Aといった(Aのような)Bである→例示
っていう、構文を使って書けるかが見られていて、それに加えてキーワード入ってるか見られて、どっちもあれば丸、なければ減点、というだけのことのように思います。国語は型があります。
・AではなくBである
・Aといった(Aのような)Bである
とか、とにかく、国語は構文力があれば、記述は書けます。
どんどん自分で国語の記述の方程式、テンプレートを用意していくといいですよ。
まず方眼ノートを買おう。80字っていったらこれくらい書けるな、と、体感を養うことができるからです。
フリクションは0.7ミリが小学生には見やすい書きやすい。
模写のときにキーワードを色つけしてもいいですね。
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集団塾だと国語の勉強の仕方の効率悪すぎ...って思います。
だって、解き方が身についていないのに、まず子どもに解かせて、間違っていたところを見直して、読み取り方の修正をしていく、って。時間もったいない。最初から読み方を叩き込んで、それから演習をたくさん積ませるといいのに。
国語の記述の解き直し...もうそれ、自分が書いたのいったん忘れて、模範解答見て模写して、文章構造理解したほうがよくない?自分の解答いったん忘れよ?ってこと、ままあります。