👉難読漢字を出す男子校の対策について

難読漢字を出す学校の対策　

コメントありがとうございます。久々に国語講師に向けてくださった質問のように感じます。

平生（へいぜい）、出色（しゅっしょく）などの言葉は、芥川龍之介、森鴎外らが多用することで知られているので、「これらの作品を読んだことがあるのか？」と問われているような気がします。明治時代の文語体の作品を読んだことがありますか？ということです。大人でもあまり使わない漢字、というのは時代のせいです。

福翁自伝にも、「平生万事至極　（へいぜいばんじしごく）」という言い回しが多くでてくるので、慶応志望者は読める子が多い熟語ですね。

難読漢字を出す学校といえば、慶応、攻玉社、市川、渋幕でしょうか。「小学生には難しい日常漢字を出題する」と予め説明会でもお話があるようですね。

私が教え子にお渡ししているプリントから一部コピペしてお伝えいたします。慶応、攻玉社、市川、渋幕を受ける場合、漢字検定３級の読みの問題までできるようになっていれば、ひとまずOKとしています。

（付け焼刃の対策とならぬよう森鴎外の作品などにも時間があれば目を通してほしいです）

言質　げんち　

徒労　とろう　

行脚　あんぎゃ　

塩梅　あんばい

勿論　もちろん

門弟　もんてい

委細　いさい

新進気鋭　しんしんきえい

主翼　しゅよく

光輝　こうき

矛先　ほこさき

尋常　じんじょう

雌雄　しゆう

希薄　きはく

飢餓　きが

腕白　わんぱく

駆使　くし

甘言　かんげん

代替　だいたい

帆船　はんせん

漂着　ひょうちゃく

円滑　えんかつ

婿養子　むこようし

抑揚　よくよう

巧妙　こうみょう

衰弱　すいじゃく

昇降口　しょうこうぐち

架空　かくう

模倣　もほう

緩慢　かんまん

抜粋　ばっすい

紛争　ふんそう

心酔　しんすい

楼閣　ろうかく

搾取　さくしゅ

虐待　ぎゃくたい

弛緩　しかん

官吏　かんり

気概　きがい

凝視　ぎょうし

矜持　きょうじ

徐行　じょこう

抑揚　よくよう

聴衆　ちょうしゅう

金塊       きんかい

動揺　どうよう

小生　しょうせい

苗床　なえどこ

追随　ついずい

幽谷　ゆうこく

膨張　ぼうちょう

遂行　すいこう

隠匿　いんとく

伏兵　ふくへい

清廉潔白　せいれんけっぱく

伏線　ふくせん

擁立　ようりつ

快諾　かいだく

隻眼　せきがん

本邦　ほんぽう

委託　いたく

委嘱　いしょく

慶弔　けいちょう

傾聴　けいちょう

処遇　しょぐう

卓抜　たくばつ

緩急　かんきゅう

敬慕　けいぼ

殊更　ことさら

殊勝　しゅしょう

外郭　がいかく

喚問　かんもん

辛勝　しんしょう

忌避　きひ

鋳造　ちゅうぞう

廉価　れんか

警鐘　けいしょう

共謀　きょうぼう

擦過傷　さっかしょう

濫伐　らんばつ

随意　ずいい

教悦　きょうえつ

掌中　しょうちゅう

暫時　ざんじ

恩赦　おんしゃ